さらさらっと

養老孟司 太田 光 人生の疑問に答えます

養老孟司 太田 光 人生の疑問に答えます

「自分を変える余裕を作りなさい。(中略)ただ、自分で自分の評価を落とすことは、今の人たちが一番嫌がることかもしれません。自分で自分の限界を見極めると言うか、言い方は悪いけれど、「自分はバカだ」ということを認めるようなものですからね。(中略)そして、実際のこの世の中では、そうした個性などは自分が思い込んでいるほど評価されないものです。(中略)自分を自己評価でがんじがらめにするのではなく、ちょっと遊びを作ってあげることなのです。(中略)もっと長い目で見てはどうかと考えるだけでも,その余裕は生まれると思います。」
「僕からいわせれば今の人たちは、他人の顔を見過ぎですよ。昔の人なら評価ばかりを気にする人が多い今の現状を見たら、「黙って自分のやることをやれ」というと思いますよ。(中略)「そんなことを考えている暇があったら黙って働け」ということだったんですね。そうやって自分が何かをこつこつ積んでいけば、それがひとりでに自分の自信になり、人のいうことそのものが自然と気にならなくなると言う意味だったと思います。人の言うことを気にしていること自体、ギリギリまで何かに取り組んでいる状態ではありませんし、ギリギリのところまでやっていれば、そんなことは耳に入らないし、考える余裕なんてないものです」
「今の若い人は、どこからもつっこまれないように話す」
作者たち(養老孟司太田光)にとって、僕は今の若い人だろうし、書かれていることに対して「う”…」と思うことがあった。でも、、、なぁ。この本はそれほど疑問というか、どうすれば良いのかというのに対して答えが出されていないように感じます。この類の本にありがちだけど、そうなんだけど、わかってるんだけど、、、ってな感想を良く持ちます。読んで損する本はないと思っているし、必ずどこかで自分にとって良いもの(知識や考え方et al.)を持ってきてくれるものなので、別にこの本と批判するつもりは毛頭ありません。あしからず。